基本情報
- 球磨や天草、薩摩へとつながる交通の要所だった佐敷に築かれた近世城郭で、肥薩国境を守る「境目の城」として、島津軍と二度の戦火を交えた。
- 西暦1615年の一国一城令で廃城となり、天草島原の乱の終結後に、幕府から「壊し方が不十分」と指摘され、再度壊されたことが発掘調査等により確認されている。
- 近世初頭の政治や軍事を知る上で重要な遺跡として、2008年3月に国の史跡に指定された。
佐敷城跡のアクセス
場所
- 熊本県葦北郡芦北町佐敷(Googleマップ)
- 県道27号線から少し入った山の上。やや狭いところもあるが、道は悪くない。
駐車場
- 駐車場の収容台数は10台程度。
- 駐車料金は無料。
佐敷城跡の施設
本丸西門
- 駐車場から150mぐらい歩くと、石垣が見えてくる。
本丸
- 本丸広場から見下ろす「しろやまスカイドーム」と、海へ続く長閑な風景が良い感じ。
二の丸
- 二の丸広場の横側から見ると、また石垣が美しい。
休憩場所
- トイレや東屋は駐車場にある。
- 自販機は見当たらなかった。
訪れた感想
コスパの良いスポット
佐敷城跡は、城山と呼ばれる標高87.3mの丘陵に広がる石垣が復元され、その石垣が想像以上に立派で感激しました。
城跡ならば、日本百名城の人吉城跡のほうが有名でしょうが、個人的には、佐敷城跡のほうがオススメです。
標高があまり高くなく、広大な城跡でもないので、駐車場から少し歩いて登りますが、必要な労力は大きくなく、それでまあまあの感動を得られるので、そういう意味で、コスパが良い観光地だと思います。
隠れた桜の名所でもあるようで、芦北町の観光名所として、もっと知られても良い場所です。