目次
人吉城跡のアクセス
場所
- 熊本県人吉市麓町(Googleマップ)
- 県道54号線を直進し、球磨川を渡ったところ。道は整備されている。
駐車場
- 駐車場は、ふるさと歴史の広場の周辺や、相良護国神社前にある池の隣に広めのスペースがある。
- 駐車料金は無料。
人吉城跡公園の施設
ふるさと歴史の広場
- 人吉市の出初め式も行われる大きな広場。人吉城歴史館や復元された重臣の屋敷跡などがある。
人吉城歴史館
- 開館時間は、9時から17時まで。休館日は第二月曜日。
- 入館料は、一般200円。高校生以下は無料。
大井戸遺構
- 人吉城跡で2つ発見された井戸のある地下室の1つ。石積みの復元が行われ、上部に推定される建物と同じ規模の覆屋を建て、ふるさと歴史の広場の休憩施設になっている。
大手門跡
- ふるさと歴史の広場の隣には、震災の影響で解体が決まっている人吉市役所があり、その正面に架かる大手橋から、胸川沿いに建つ多聞櫓や長塀が見られる。
武者返し
- 石垣の上には長櫓があったが、1862年の火事で焼失。
- 櫓は復旧されず、石垣を高くして、その上部に、はねだし工法による「武者返し」と呼ばれる突出部をつけたという。
- この工法は、北海道の五稜郭などの西洋式城郭で採用されているが、旧来の城郭で採用されたのは、人吉城のみ。
- 武者返しの横の門から入ると、内側には階段があって、石垣の上に登ることもできる。
左近の石
- 水の手門跡の石垣の上にある広場には、球磨川の治水のために、家老の村上左近の進言で中洲の上流部に多数沈められていたという大岩の1つがある。
うぐいすだに広場
- 船着場跡のほうから裏側に回ると、東屋のある児童公園のような芝生広場がある。
- 芝生広場の先も道が続いているが、イノシシの罠が仕掛けてあるということで、立ち入り禁止になっていた。
御下門跡
- 本丸へと続く正門のような場所。なかなか険しい。周辺は桜や紅葉も見所。
中御門跡
- 二ノ丸へと続く道。二ノ丸の少し先に本丸がある。
本丸
- 地形的には天守台に相当するが、天守閣は建てられず、1626年に護摩堂(仏堂)が建てられた。
- 中世には、繊月石を祀る場所だったこともあり、主に宗教的空間として利用されていたという。
- 現在は、東屋があるだけのただの広場という感じ。特に、眺めが良いわけでもない。
二ノ丸
- 二ノ丸は、真っ直ぐな木が並び、美しい森になっている。このエリアだけ、異質な感じ。
三ノ丸
- 二ノ丸の下段にある三ノ丸周辺は、綺麗な芝生広場。
訪れた感想
石垣公園
人吉城跡公園は、歴史を感じる味のある石垣が残る史跡ですが、建物は江戸時代の大火事で焼失したものが多く、櫓のような建造物はありません。
建造物が無いぶん、大きな芝生広場になっている場所があって、子どもの良い遊び場になっているようでした。
桜や紅葉、高台からの眺めなど、天気の良い日に散策すれば、歴史に想いを馳せなくても楽しめる場所だと思います。