目次
霊巌洞のポイント
○ 宮本武蔵が兵法書「五輪の書」を書いたときに籠ったという岩窟。
○ 霊巌洞を裏山に持つ雲巌禅寺は曹洞宗のお寺。九州西国三十三観音霊場の十四番礼所。
○ 霊巌洞に向かう途中にある五百羅漢は、商人の淵田屋儀平が奉納したもの。
○ 宮本武蔵の時代に五百羅漢は無く、それから約150年後の西暦1779年から24年がかりで奉納された。
○ 雲巌禅寺は環境省選定の「平成の名水百選」に入った金峰山湧水群の1つ。
霊巌洞の見所
岩戸の里公園
・ 岩戸の里公園の駐車場から雲巌禅寺へ向かうと300ｍほど歩くことになるが、その道は歩いていて気持ちの良い場所だった。
雲巌禅寺
・ 参道入口にある仁王像は宮本武蔵の時代からあるという。
・ 本堂前の石灯籠から流れる水は金峰山の湧水で、宮本武蔵も精気をみなぎらせたという歴史の水。
雲巌禅寺境内
・ 本堂より先は、拝観料が必要。
夢殿
・ 夢枕に立ったという観音様。眼病平癒に良いらしい。
五百羅漢
・ 岩山を削った細い道を進むと、五百羅漢が見えてくる。石仏たちが、それぞれ色んな姿勢や表情をしていて興味深い。
閻魔洞
・ 暗い洞窟にあるエンマ像は迫力がある。
延命地蔵尊
・ 閻魔洞の少し手前にあるお地蔵様。
観音菩薩像
・ 閻魔洞の上にある観音様。閻魔洞と合わせて考えると、天国と地獄みたいな場所。
霊巌洞（岩戸観音）
・ 雲巌禅寺を建立したと伝えられる元の禅僧、東陵永璵が彫ったという「霊巌洞」の文字が岩窟内の上部に残っている。
・ 格子戸の奥深くには、宮本武蔵が拝した馬頭観世音菩薩が祀ってあるという。
トイレ、休憩場所、自販機
トイレ
・ トイレは、霊巌洞の資料館近くと、岩戸の里公園の駐車場にある。
休憩場所、自販機
・ 雲巌禅寺境内に休憩場所は少ない。霊巌洞内にベンチがあるぐらい。
・ 自販機は、岩戸の里公園の武蔵像の横にある。
霊巌洞の基本情報
場所
・ 所在地：熊本市西区松尾町平山589（Googleマップ）
営業
・ 利用時間：8時〜17時
・ 拝観料：大人200円、小中学生100円
・ 問い合わせ：096-329-8854（雲巌禅寺）
駐車場
・ 収容台数：15台程度
・ 駐車料金：無料
霊巌洞観光の感想
雲巌禅寺駐車場
霊巌洞は、雲巌禅寺の境内にある天然の岩窟です。
霊巌洞の主な駐車場は、雲巌禅寺から300ｍほど離れた岩戸の里公園の駐車場になっていますが、雲巌禅寺にも参拝者向けの数台分の駐車場があります。
岩戸の里公園の駐車場と雲巌禅寺の間の道は、自然豊かで気持ちの良い散歩道なので、歩いてアクセスするのも良いと思います。
ただ、歩くのに自信の無いご高齢の方などと一緒に行く場合は、雲巌禅寺まで車で行くことをオススメします。
霊巌洞の道は、岩を削って造られたようなデコボコ道が続くので、できるだけ脚力はセーブして拝観したほうが良いでしょう。
そして、足元は歩きやすい靴で臨みましょう。