本妙寺(熊本市西区)毎年7月23日の頓写会でお馴染みの場所

本妙寺の仁王門

本妙寺を参拝


  事前情報

・ 肥後熊本藩の初代藩主で、熊本城を築城した加藤清正公が祀られる菩提寺。

・ 寺格は「六条門流九州総導師」の特別寺格が与えられている。

  仁王門

・ 仁王門は、震災の影響で通行禁止になっていて、迂回するようになっていた。

仁王門

  参道

・ 仁王門の先には、お寺が両側に並ぶ参道が続く。

参道

  本妙寺大本堂(勅願道場)

・ 建物は西南の役で焼失。10年に渡る工事の末、1894年(明治27年)に落成したという。

大本堂

  胸突雁木(むなつきがんぎ)

・ 100m以上はありそうな長い坂の中央に灯籠が並ぶが、その灯籠は坂の上から巨大な鉄球でも転がしたかのように、倒壊していた。

階段

  中門

・ 階段を上がった先には、浄池廟の門。

・ 門前には、明治時代から続くという民宿「廣嶋屋」と、茶店の「明屋」がある。

本妙寺の中門

  宝持館

・ 門前にある手水舎は、特別な日を除いて使用を中止しているというレアなもの。通常は、中門を潜ってすぐにある手水舎を利用する。

・ 手水舎の後方にあるのが、加藤家、細川家にまつわる文書や書画などを約1,400点収蔵するという宝持館。

・ 土日祝日のみの開館で、営業時間は9時~16時30分。

・ 入館料は大人300円、大学・高校生200円、小・中学生100円。

本妙寺の宝物館

  浄池廟拝殿

拝殿

  鐘楼

・ 大晦日に除夜の鐘つきが行われる鐘楼。

本妙寺の鐘楼

  浄池廟本殿

・ 本殿にも、賽銭を入れてお参りできる場所がある。

本殿

  栗毛堂

・ 加藤清正公の栗毛の愛馬。

栗毛

  論語猿

・ 加藤清正公が飼っていた猿。論語にまつわるエピソードがある。

猿

  金宦之墓

・ 加藤清正公の没後に切腹し、殉死した清正公の近侍だった人物の墓。

墓

  本妙寺公園(加藤清正銅像)

・ 駐車場のほうから浄池廟の裏山を上がると、加藤清正公の銅像が立つ本妙寺公園がある。

・ 本妙寺公園については、こちらの記事(熊本市西区「本妙寺公園」熊本城下を一望できる場所に立つ加藤清正像)。

浄池廟裏

  トイレ、自販機

・ トイレと自販機は、駐車場の近くにそれぞれある。

 

本妙寺参道の桜

法皇閣の桜

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場所


  アクセス

・ 熊本市西区花園4丁目13−1(Googleマップ

・ 県道1号線から入ってすぐの場所に駐車場があるが、本妙寺周辺は狭い道が多い。

  駐車場

・ 駐車場は大本堂の近くと、浄池廟の裏にそれぞれ10台程度ずつのスペースがある。

・ 駐車場は参拝者専用のため、17時から8時までは閉鎖されるらしい。

本妙寺の駐車場

訪れての感想


  清正公の遺言

本妙寺は、加藤清正公のお墓を守るために、熊本城内から今の場所に移転してきたそうです。

お墓が、なぜこの場所だったかと言うと、清正公の遺言が、自身の築いた熊本城に相対し、天守閣と同じ高さの地に葬ってほしいということだったので、この高台になったようです。

建物全体が清正公のお墓という浄池廟の周囲には、飼っていた猿や愛馬のお堂、主君を追って切腹した家臣のお墓などがあり、清正公を守っているようでした。

大本堂近くの駐車場と比べると、道は分かりづらいですが、浄池廟にも駐車場があるので、140mほどある胸突雁木を登るのが辛い方は、浄池廟の駐車場を利用すると良さそうです。


本妙寺ウェブサイト