コラム クラクラ編集部

熊本ヴォルターズ観戦記(後編)開幕戦2016-17シーズン

ティップオフ


2016年9月24日の熊本ヴォルターズBリーグ開幕戦の観戦記(後編)。

前編では試合開始の1時間半ぐらい前のところまで来ていますので、その続きから。

選手が出てくるのは1時間半前ぐらいから


  前座のミニバスケの試合終了後にアップがスタート

試合開始1時間45分前ぐらいに前座の試合が終了し、すぐにリングを公式戦の高さに調整する作業が始まりました。

バスケリング調整風景

意外とアナログな方法で高さをみるんですね。

そこ10分ぐらいでコートの準備ができると、選手たちがウォームアップのために出てきます。

試合開始1時間半前の15時半ぐらいでした。

Bリーグ選手練習

この頃になると、ホームベンチ後ろの1F自由席は埋まってきていました。他の1F自由席はまだ余裕がありましたが。

  試合開始1時間前ぐらいから選手紹介がある

試合開始1時間前の16時ぐらいから選手紹介がありました。

まずはアウェイのチームのメンバーがさらっと紹介され、コートの中央で記念の写真撮影。

選手紹介アウェイチーム

そして16時15分。ホームの熊本ヴォルターズの選手紹介が盛大に行われました。

熊本ヴォルターズ選手紹介

冒頭に熊本地震で傷ついた熊本の様子などをまとめた映像が流され、「熊本のために」という気持ちを高める演出。その後、チアリーディングの子どもたちが両サイドに並んで入場の花道を作って選手を応援し、照明も最新の設備ではないなか、最大限の演出で盛り上げていました。

  選手紹介後にチームのウォームアップ

試合開始40分前。選手紹介と記念撮影が終わると、チームでの練習が始まりました。

ヴォルターズチーム練習

選手紹介前は個々人のウォームアップという感じでしたが、選手紹介後はコーチの指示の元に動いていて、チームのウォームアップという感じでした。

ヴォルターズは外国人枠の選手が黒のウェアー、それ以外はブルーのウェアーで、分けてアップしているようでした。たまたまかな。

  応援の練習

試合開始20分前には、熊本ヴォルターズの応援練習がありました。

応援はオフェンス、ディフェンス、フリースローの3パターン。

応援の掛け声は、オフェンスのときは「レッツゴー、ヴォルターズ!」、ディフェンスのときは「ディーフェンス!」。

そしてフリースローの掛け声は応援ではなく、相手チームのフリースローを邪魔するためのノイズ出し。相手のフリースローのときに「Make some noise!!」というコールが掛かるので、騒がしくしてフリースローの集中を削ごうというもの。

フリースローを邪魔するブーイング

バスケでは当たり前かもしれないですけど、ちょっと下品というか、カッコ良くないなと思いました。

例えば「熊本ヴォルターズはフリースローのときのブーイングをしない、敵・味方に関係なく良いプレイには拍手する」、そんな応援スタイルにしても良いのかなと。

他のチームに迎合するのではなく、野球の北海道ファイターズの『3ボール拍手』みたいに、独自の応援スタイルを確立するのもアリですよね。

  試合開始直前にスターターの紹介

そうこうしているうちに、試合開始3分前。

円陣を組んで、試合前、最終の指示が飛びます。

ヴォルターズ円陣

そして試合開始1分前。ここでスターターが紹介され、一人ずつコートに入っていきます。

熊本ヴォルターズスタメン

このときに、事前に配布してあった赤に印刷された新聞を広げて、体育館をヴォルターズカラーに染めて選手を盛り上げよう!という演出でした。

ただ、新聞を広げて掲げていると、拍手ができないという欠点がありました。新聞を広げるより、拍手して盛り上げたかったなという感想を持ちました。

サッカーで選手入場のときにみんなで何かを掲げて、スタンドをチームカラーに染めるという演出があります。サッカーの場合は、全員並んで一斉に入場するので、拍手して迎え入れる感じではなく成り立つのですが、バスケの場合は、一人ずつ名前が呼ばれるので、拍手したくなるんですよね。

17時試合開始、18時50分頃試合終了


  ティップオフ

野球はプレイボール、サッカーはキックオフ、バスケはティップオフなんですね。

ティップオフ

バスケは他のスポーツと比べて、ふわっと地味に試合開始しませんか??

「ティップオフ!」とか、盛大にコールされるイメージがなくて、ここで初めて知りました。

  アリーナMCが想像以上に試合に関与する

アリーナMCが選手交代やファールトラブルのお知らせから、ホームチームの熊本ヴォルターズの応援の先導まで、かなり試合中も喋り、叫びます。

これは野球やサッカーなどと違うところだなと思います。

実際に現場で観戦したことはないですが、テレビで見る日本代表のバレーボールの試合に近いのかなと思いました。

  小林慎太郎キャプテンが神ってる

試合では小林慎太郎キャプテンのプレーが印象に残りました。

最初の得点が小林選手の3ポイントシュートでしたし、後半の苦しいところではファールをもらいながら3ポイントシュートを決めて4点プレー。

もう完全にスラムダンクの世界、山王戦の終盤で4点プレーを決めた湘北の三井寿に見えました。

メンタルとか、想いの力って大きいのだなと改めて思いました。

  勝利のタオル振り、おてもやんサンバ

ヒーローインタビュー

ゲームは「87 – 70」のスコアで勝利。

そしてこの日はチーム史上最多来場の4255人が会場に足を運んでいたということでした。

チームのメンバーが整列し、チーム社長やキャプテンが挨拶。

その後、今年からホームで勝利したときのお約束となった、おてもやんサンバが流れる中でのタオル振りをして、勝利を祝いました。

ヴォルターズ勝利の舞

ヴォルターズおてもやんサンバ

その後に選手たちはコートサイドを一周して、ファンたちとハイタッチ。

選手の手のデカさを体験することができます。

選手とハイタッチ

試合終了後のセレモニーが18時50分ごろ、コートサイドでのハイタッチが19時5分ごろのことでした。

試合終了後のハイタッチまでしてゆっくり帰るのであれば、17時の試合開始から19時半ぐらいまでの2時間半みておくと良いのではないでしょうか。

  熊本総合体育館でオススメの席

2階席は2,200円、1階自由席は3,300円。より間近でゲーム見られることと、試合終了後にハイタッチもできることを考えれば、チケットは1階自由席が良いかなと思います。

5,000円、6,000円のコートサイドの席と、3,300円の1階自由席は、熊本総合体育館ぐらいの規模の会場では、その値段ほどの差はないかなという印象を持ちました。
(各シートの雰囲気は前編の『熊本ヴォルターズ開幕戦2016-17シーズン』を参考にどうぞ)

ゆえに、コスパも良い「1階自由席」が、熊本の試合では一番のオススメです。

Bリーグは伸び代のある魅力的なコンテンツ


熊本ヴォルターズの試合観戦はなかなか楽しかったです。

まず、その距離の近さがバスケは魅力的だなと思いました。

ヴォルターズ円陣

そして、音楽だったり、会場によっては光や映像、プロジェクション・マッピングだったり、会場演出の幅が広いのが、室内競技のコンテンツとしての可能性を感じます。

コートDJプレイ

熊本ヴォルターズ選手紹介

スポーツ競技を見に行くと言うよりは、ライブイベントだったり、シルク・ド・ソレイユみたいなショーを見に行く感じで楽しめるかもしれません。

だから、スポーツのルールに詳しくない「にわか層」も取り込める可能性があると思います。

さらに、後発のプロリーグなので、その分、スマホ時代にマッチしたプラットフォーム整備もできるのが、また強みです。

電子チケットスタンプ
引用元:EMTG株式会社(https://emtg.co.jp/archives/4192

このスマホチケットはカッコ良いので、ぜひ体験してみてください。

野球はビール飲みながら球場で見るのも好きですが、サッカーはテレビで見るほうが好きです。バスケは会場で見たほうが圧倒的に楽しいなと思いました。

何でも後から見られる時代で、リアルタイムで見ることが魅力の一つであるスポーツコンテンツは、これからさらに伸びていく分野なのかもしれませんね。