くまもと若者会議 発起人「岩上祥子」インタビュー

くまもと若者会議岩上さん

クラクラ × くまもと若者会議


「くまもと若者会議」というコミュニティでつながり、熊本で色んな活動に挑戦する人を紹介し、応援していきます。

今回は、「くまもと若者会議」の発起人である岩上祥子さんにお話を伺いました。

何かを始めるきっかけの場所


熊本出身で、今は大阪の大学に通う4年生です。今年の1月ぐらいから「くまもと若者会議」の活動を始めました。

「くまもと若者会議」とは、どういった団体ですか。

くまもと若者会議は、学生主体の団体です。

熊本に何かしらの関わりがある学生や若い人がつながって、一緒に何かやろうというアイデアを出したり、それぞれどんなことを考えているんだろうという想いをシェアしたり。そういう場を作っています。

具体的な活動としては、その「つながり」を作るイベントを開催していくということですか。

つながりを作って、新しいことを生み出すためのイベントを開いていくというのが主になる活動です。

そのイベントが「くまもと若者会議」であり、団体名でもあるという感じです。

「くまもと若者会議」は岩上さんが発起人として、最初は1人で始められたんですよね。その経緯を教えてください。

きっかけは大学2年生のときに、長野県の小布施町で開催された若者会議に参加する機会がありまして。

それまでは、大阪に出てきて、自分が生まれ育った場所のことを考えたことがなかったんですけど、そこで「地方」を拠点に活動している人たちに初めて出会ったんですね。

その人たちがすごく楽しそうに自分の活動を話していて、すごく輝いていたんです。

それに刺激を受けて、こういう場所を熊本でも作りたいと思ったのがきっかけです。

「熊本でも作りたい」と思って、まず何から始めたんですか。

そう思ったものの、「熊本でそういう活動に積極的な社会人とかって、そんなにいるのかな」と、最初は半信半疑でした。

それで、自分は高校卒業して大阪に行って、熊本にいる若い人たちのことをよく知らないなと思って、大学3年生の間は、熊本の色んな大人の人に会いに行っていました。

その最初が、熊本の南小国町・黒川温泉旅館組合専務理事(当時)の北里有紀さんでした。

そのときに、自分の地元でこんなに楽しそうに仕事をやっている人、自分の仕事や熊本という場所に対して、こんなに想いを持って活動している人がいるんだということに、すごい気付かされました。

その北里さんはどうやって見つけたんですか。

紹介でつないでもらいました。

小布施の若者会議で、「熊本でもこういう場所が作りたいんだけど、熊本には全然こういう人たちがいないし、どうしたら良いんだろう」という話をしたときに、小布施にいた人が紹介してくださって。「ちょうど僕、熊本に行くから、連れて行くよ」みたいな感じで、一緒に車に乗せて連れて行ってもらったんですよ。

そういうノリの良さというか、フットワークの軽さは大事ですよね。

そうして「熊本で若者会議をやりたい」と自分で喋っているうちに、「そういうことを考えているんだったら、この人紹介するよ」という連鎖で、色んな人と出会っていきました。

色んな人と出会う中で、何か発見とかありましたか。

感じたのは、自分は色んな想いを持って活動している人たちの存在を、ただ知らないだけだったんだなということです。

そして、熊本で色んな活動をしている人がいるということを知るだけでも、自分の選択肢は広がるし、若い人たちにこそ、これを知ってもらって、自分自身の行動につなげていってもらいたいなと考えました。

同時に、そうやって活動する人同士がつながる場所とか、県外の自分みたいな学生が県内の学生とつながる場所とかというのは、機会も無いし、きっかけも無いなと思ったので、そういうきっかけを作っていくことで、何かにチャレンジするサイクルができていくんじゃないかなと思いました。

岩上さん自身も、小布施のつながりから少しずつサイクルが回りだしたわけで、そういう仕組みがもっと熊本でもあれば良いなということなんですね。

はい。何かを始めるということに対して、エネルギーが必要なこととか、それを一緒にやる仲間がいたら良いなというのを自分自身が経験したので、そのきっかけを得られる場所として、くまもと若者会議を立ち上げたということです。

地道に営業じゃないですけど、言い続けて想いを形にしていかれた。その行動力が素晴らしいと思うんですが、その原動力は何だと思われますか。

何かをやりたいと言うと、それを応援してくれる人が熊本は多いという印象があります。

その人が持っている人のつながりとか色んなことを、惜しげもなく出してくれるような人が結構多くて。そうやって応援してくれるからこそ、自分も「もっと動こう」となるというか。そういうのは良い影響を受けていると思います。

それだけ応援してくれるんだから、それに応えたいという気持ちが出てくるのでしょうね。

はい、色んな人につながりを作ってもらったからこそ、自分も色んなつながりを作っていこうと思いますね。

震災をプラスのきっかけにして


「くまもと若者会議」は、当初、今年の5月に開催予定でした。それで震災を経て、10月22日、23日に開催されるわけですが、イベント内容が5月のものとはかなり変わっているようですね。

震災前は、どちらかと言うと、やりたいことと言うよりは、無難にできそうなことを選んでいたように思います。半日ぐらいで、とりあえず一回やってみようかという感じでした。

地震が起こって、これを中止するか延期するかの問題にぶち当たりました。

当初は自分自身も被災していたので、気持ちが全然ついていかなくて、やれないなと思っていました。

そんなときに、関西にいるメンバーが関西に残って募金活動をしてくれたり、物資を集めて熊本に持ってきてくれたりして。

若者会議が目指している、何かに挑戦するときに仲間とつながるというのは、やっぱり大事だなと改めて思いました。

そして、やるなら1回目から悔いがないように、妥協せずに作り上げようという考えに変わっていきました。

できそうなことではなく、やりたいことに挑戦するようになったんですね。

地震をプラスのきっかけにして、自分たち自身のやりたいことを形にした結果、半日のイベントから合宿型プログラムに進化していったという感じです。

10月の若者会議では、自分のことを見つめ直す時間とか、参加者同士が深く関わりを持つ時間をとっています。

自分が出したアイデアに対して、色んな人からアドバイスをもらえるような場だったり、良い話を聞いて満足して終わるのではなく、実際に行動するところまでいくような体験ができる場を準備しています。

参加者はどういった人がメインターゲットになると思われますか。

今、何をやっているかは、正直、問題ではないと思っています。

これから何かしたいという気持ちがあったりとか、やりたいことを見つけたいと思っている人が、主なターゲットにはなっていると思います。

例えば、「熊本地震があって、何か熊本のために行動しようと思ったけど、何をしたら良いか分からず、結局、何もできなかった。」こういう人にこそ、来てほしいですね。

そして、それは熊本の中の人も外の人も問いません。

他の若者会議さんでも、県外から来てくれる人も多いです。くまもと若者会議も、普段は県外だけど、1年に1回は、そのイベントで熊本に帰ってきて仲間と再会する、そういう年間行事的なイベントになっていけば良いなという想いもあります。

9月5日にはプレイベントもありますが、10月の若者会議がイメージできるような内容になっているのでしょうか。

そうですね、自分のやりたいこととか、普段いつも一緒にいる友達や同僚には言えないけど、実はこういうことを思っているよとか、色んなことを語り合えるワークショップ。

あとは運営メンバー自身の想いを皆さんに伝えて、フラットに話せるような場を考えています。

メンバーと密に話せると思うので、そこで色々と質問してもらっても良いですし、その日が難しくても、個別のメッセージでも対応していますので。

ウェブサイトと各種SNSページもありますよね。

ウェブサイトに問い合わせフォームがありますし、FacebookやTwitterからメッセージをもらっても大丈夫です。

直近の目標は10月のイベントの成功にあるかと思いますが、その先の展開、「くまもと若者会議」の今後の目標は何だとお考えになりますか。

この活動を継続させていくことと、くまもと若者会議を、熊本と関わって色んな活動をしていく人たちが最終的に帰ってこられるような場所、コミュニティにしたいと思っています。

若者会議がきっかけで何か実際に行動をしましたという人が、その体験をまた若者会議に来た学生に喋ってフィードバックしたりという、そのサイクルがどんどん広がって次のアクションにつながっていく。そうしたモデルを作りたいです。

そういう一種のエコシステムみたいなものが、大きなビジョンとしてあるんですね。

そうですね。そういうことが自然になっていったら、熊本という場所も、もっともっと良くなっていくし、若い人たちからそういう行動が増えていくという仕組みが回っていくのではないかと思っています。

くまもと若者会議を、そのきっかけの場にしていきたいです。

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