「ランチしましょ♪」ブロガー 春ch(はるっち) インタビュー

ランチしましょ

熊本人物キュレーション<番外編>


熊本の地域ブログサイトおてもやんで、大人気のブログ「ランチしましょ♪」。そのタイトルのとおり、ランチで行った素敵なお店の紹介を中心に1000件以上の記事を掲載し、累計アクセス数が900万を超えるという人気ブログです。

今回は、その人気ブロガーの春ch(はるっち)さんにお話を伺いました。

主婦ブロガーとしてのスタート


はじめは、子どもがやっていたバドミントンの試合結果などを掲載するホームページを作ることからスタートしました。

始めたのが2002年ですので、まだブログというサービスが無かった時代だと思います。ホームページに掲示板というものがあって、その掲示板を通じてホームページを見てくれた人とやり取りをしていました。

そこから、バドミントン以外にも、個人的な日記のようなものとか、旅行記のようなものも書いていこうと思ったときに、備忘録としてランチに行ったお店も覚書き程度に書いておこうと始めたのがスタートです。

その当時はホームページのカテゴリーの一つとして書かれていたわけですね。

そうですね、ホームページの一つのページとして書いていました。あくまでも備忘録ですので、最初は自分が食べたものの写真とお値段ぐらいを簡単に載せていました。

そのときに、次はどこのお店に行こうかと調べようとすると、あまり詳しい情報が見つけられなかったんですよ。まだ、今のように食べログやぐるなびのようなものもなくて。

だから、自分はお店の詳しい情報を載せてみようと思ったんです。自分が、知りたい情報が得られなかったから、私のような人が調べようと思ったときに、お店の詳しい情報があったら便利かなと思って。それでだんだん内容が詳しくなっていきました。

もともとランチに行かれることが多かったのですか。

いえ、もともとはそんなに多くなくて、月に1、2回とか、その程度でしたね。

いつ頃から今のようにランチに行かれるようになったのでしょうか。

子どもがバドミントンをやっているときは、それに一生懸命だったんですけど、だんだんと手も離れてきて。

あんまり親が関わらなくてよくなったときに、例えば、お休みの使い方が自分のために使えるようになってきたりして。その辺りから、外にランチに行けるようになっていきました。

そしてブログに移っていかれるわけですね。

ブログに移ったのが2009年です。周囲でブログを見ているという声が増えてきて、ブログを利用したほうがもっと色々な人に見てもらい易いと思ったので、ブログに移行しました。

だからこの頃から、備忘録という根底はありながらも、色んな方に見てもらって、情報を役立ててほしいというのがあったのだと思います。

その後はフェイスブックページも作られて、今では「いいね!」数が3000にせまる勢いですね。

時には、忙しくて1カ月丸々、ランチに行けないこともあるんですけど、それでも沢山の方にアクセスして頂いていますので、最新記事だけでなく、今まで紹介してきた記事も情報としてお役に立っているのではないかと思っています。

人気ブログの運営方針


それだけの人に見てもらうために、意識されていること、気を付けられていることは何でしょうか。

やはり、情報を探す人にとって、惹かれるようなタイトルを付けることは大事だと思います。

まず、基本で「お店の名前」と「地域名」は必ず入れます。それ以外に、「個室」とか「隠れ家」とか、「新規オープン」とか「リニューアル」とか、情報を探している人にとって価値のあるようなキーワードを入れるようにしています。

見る側の立場で考えるわけですね。

あとは、フェイスブックで載せる写真はかなり気を遣っています。

フェイスブックって、文字も情報として入ってきますけど、まずパッと開けたときに美味しそうな写真が出たら、「おっ、これどこの?」という風に、目に留まると思うんですよ。

フェイスブックではタイムラインで情報が流れていきますから、インパクトのある写真を載せるようにしています。

運営される上で決めているルールやポリシーのようなものはありますか。

大事にしているのは、あくまで『個人のブログ』ということです。なので、ものすごく主観が入るんですよ。

例えば、テレビとかであれば、公平性があって、どこも良いように伝えると思うんですけど、このブログは私目線なので偏りがあります。

一般の主婦が、自分の好みのお店に行っているので、気に入ったお店は何回も行きます。

そういったお店は、ブログでは「殿堂入り」としているんですけど、頻繁に行って頻繁に紹介しています。

そうすると、中には「お店からお金をもらって書いているんですか?」と質問を受けることがあるんですよ。

なるほど、偏りがあるから、そこに癒着があるんじゃないかと疑われるわけですね。

そうです。「お金をもらっているから、良いようにお店のことを紹介しているんじゃないか?」と言われることもあるんですが、絶対にそれはしないと決めています。

それをやっちゃったら、よくある広告媒体と変わらないので、お金を頂いて書くことは絶対にないです。

色んなお店のホームページとかフェイスブックとか、結構チェックしているんですよ。だから、こちらから情報を取って行くので、お店から「書いてください」と言われて書くことは一切ないです。

これだけブログをやっていると、色々とお店の情報が集まって来そうですね。

読者の方から、「新しいお店ができていました、行ってみてください」はあります。今も何件か頂いているんですけど、なかなかそっち方面に行く機会がなかったりで。

お店のオーナーさんから新規オープンのお知らせなどは無いんですか。

無いですね。あってほしいですけどね。特に新規オープンの情報は分からないので、それは是非と思うけど、でも、「書いてください」となると困るので難しいところですね。

できれば「オープンしました」という情報だけ頂けるとありがたいです。お知らせを頂いても、行けるとは限りませんし、「来てください、書いてください」と言われてしまうと、ポリシーに反すると思いますので。

多くの人に見られるブログを運営されていると、今のような「お金」のことのように、誤解されたり、大変なこともあるのではないですか。

誤解を招くのは、そのブログがお店のブログと間違われることがあるんですよ。

お店の方が書いているブログと思われて、お店の苦情をよく書き込まれます。「あなたのお店のことを思って書きます」みたいな感じで、20行くらいの苦情を頂いたこともあります。

それは大変ですね。でも、逆に、それだけお店の情報がしっかり載っているから誤解されるとも言えますよね。

たぶん、お店の名前を検索すると、上のほうに出てくるからだろうと思います。

そういった誤解は結構ありますね。これは誤解とは違うのですが、書かれたコメントをそのお店のオーナーさんが見られていて、オーナーさんがダイレクトにそのコメントに対してお詫びのコメントを入れてくださったことがあります。

この時はお店にお客様の声が直接伝わって良かったなと思いました。早急に対応してくださったオーナーさんにも感謝しています。

このようなやり取りがあると、ブログが少しは役に立っているのかなと感じます。

ブログをやっていて嬉しかったこと、良かったなと感じることは何でしょうか。

ランチに行きたくても、子どもがまだ小さいからとか、移動手段がないから行けないとか、そういった人たちが時々コメントをくださるんですね。

「ブログを見て、行った気になって、楽しい気分になりました」「子どもが、手が離れるようになったら、ぜひ行ってみたいと思います」というようなコメントを頂けるときはすごく嬉しいです。

「あー、お店の様子とか伝わったんだー」と思いますね。

今後の目標みたいなものがありますか。

私と同年代の人たちって、子育ては一段落したものの、仕事・家事・介護等に追われ、日々忙しく過ごしている方が多いです。

私も仕事をしているので、なかなか調整が厳しかったりしますが、「今度仕事がお休みの時は、あのお店に行こう!」って、忙しいながらも仕事や家事の合間でも、限られた時間を有意義に使っていきたいと思っています。

そしてブログに限らず、いくつになっても色んなことに興味を持って、アクティブに日々を過ごしていきたいです。


ランチしましょ♪
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